T字勘定とは?

T字勘定は、1つの勘定科目の増減を左の借方と右の貸方に分けて整理する図です。簿記初級では、仕訳をT字勘定へ写し、残高がどちら側に残るかを読む練習が基本になります。

基本情報

T字勘定の分類と使いどころ
分類図(勘定科目ではありません)
増えるときこの行は対象外です(T字勘定は勘定科目ではないため、増減はありません)
減るときこの行は対象外です(同上)
代表的な相手科目(該当なし。各勘定の相手科目は転記のもとになる仕訳で決まります)
試験での問われ方T字勘定を使って、借方合計・貸方合計・残高を求められるかを問う(第1問)

仕訳例

次の仕訳を、買掛金のT字勘定へ転記する場面です。

仕訳の例(T字勘定へ転記するもとの仕訳)5列
この仕訳をもとに、買掛金勘定の借方・貸方へ書き写します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/9 仕入 55,000 買掛金 55,000
5/20 買掛金 15,000 現金 15,000

1行目で買掛金が貸方に55,000円増え、2行目で借方に15,000円減ります。T字勘定に書き写すと、貸方合計55,000円-借方合計15,000円=貸方残高40,000円になります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. T字勘定の左側は何を表しますか?(答えを見る)

T字勘定は、勘定科目ごとの増減を左右に分けて見るための基本形です。左が借方、右が貸方で、まずここにどの区分が増えるかを対応させて考えます。帳簿の形を単に覚えるだけでなく、借貸の見取り図として使うのがポイントです。

Q2. T字勘定の目的として最も適切なのは?(答えを見る)

T字勘定の役割は、1つの勘定について増加と減少を見える形に整理することです。仕訳帳が時系列、元帳が勘定別なら、T字勘定はその勘定別の動きを理解するための図だと考えるとつながります。残高の向きもここで確認しやすくなります。

Q3. T字勘定で残高を求める手順として正しいのはどれですか?(答えを見る)

残高を出すときは、まず借方合計と貸方合計を比べ、差額を小さい側へ入れて左右をそろえます。その差額が実質的な残高です。どちらが大きいかを先に見てから差額を書くと、借方残高か貸方残高かも判断しやすくなります。