合計残高試算表
合計残高試算表は、各勘定の借方合計・貸方合計・残高を1枚にまとめた表です。総勘定元帳の記録をもとに作成し、転記が正しく行われていれば 借方合計=貸方合計 になります。試験でもよく出題される、代表的な集計表です。
基本情報
| 分類 | 帳票(勘定科目ではありません) |
|---|---|
| 増えるとき | この行は対象外です(合計残高試算表は勘定科目ではないため、増減はありません) |
| 減るとき | この行は対象外です(同上) |
| 代表的な相手科目 | (該当なし) |
| 試験での問われ方 | 総勘定元帳の残高から試算表を作成し、貸借一致を確認できるかを問う(第3問)。用語や仕組みは第1問でも問われます |
仕訳例
元帳に転記したあと、試算表としてまとめる元になる仕訳の例です。
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 5/9 | 現金 | 20,000 | 売上 | 20,000 |
| 5/15 | 仕入 | 10,000 | 現金 | 10,000 |
これらの仕訳を総勘定元帳へ転記し、各勘定の借方合計・貸方合計を求めた結果をまとめたものが試算表です。試算表は新しい取引を記録する表ではなく、すでに転記した結果を検算する表です。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 借方合計・貸方合計の一致を確認できるかを問う出題。
- 合計残高試算表は左から「借方残高/借方合計/勘定科目/貸方合計/貸方残高」の順に並ぶことを問う出題。
- 貸借が一致していても、両落ちや科目違いのようなミスは見つからない点を問う出題(3級では、この試算表をもとに決算整理を行い、精算表を作成する流れを学びます)。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 試算表の目的として適切なのは?(答えを見る)
試算表は、まず元帳の残高を集めて、記帳が全体として整っているかを見るための帳票です。借貸一致や転記漏れの発見が主な役割で、最初の記録帳簿ではありません。作成目的を「検算と集計」と押さえると位置づけが明確になります。
Q2. 合計残高試算表で一致すべきなのは?(答えを見る)
複式簿記では、すべての取引を借方と貸方で同額記録するため、合計残高試算表では借方合計と貸方合計が一致します。一致しないときは、仕訳、転記、集計のどこかに誤りがないかを疑います。試算表はその確認に使う帳票です。
Q3. 試算表を作る前提作業の順序として正しいのは?(答えを見る)
順序は「仕訳 → 転記 → 集計」です。いきなり試算表を書くのではなく、まず仕訳帳へ記録し、それを総勘定元帳へ転記して各勘定の残高を出し、最後に試算表へまとめます。この流れを頭に入れると帳簿問題が解きやすくなります。
関連
- ガイドで学ぶ:合計残高試算表の読み方
- 関連する用語:元帳/T字勘定/借方
- 解いて定着:第1問(用語・基本原理)ドリル