合計残高試算表
各科目の合計と残高を一覧化。全体では 借方合計=貸方合計。
役割
- 転記後の検算に使う
- 決算書作成の前段階
学習の使い所
「合計残高試算表」は各科目の合計と残高を一覧化。全体では 借方合計=貸方合計。このページでは定義と取引例を合わせて確認し、理解を段階的に整理していきましょう。
試験対策では「合計残高試算表」が仕訳に現れたときの借方・貸方の動きや関連勘定を瞬時に判断できるよう、練習問題で反復しておきます。
実務では「合計残高試算表」の増減を日次で記録し、根拠資料と元帳の照合を怠らないことが内部統制の第一歩です。
5列の並びを押さえる
合計残高試算表は左から「借方残高/借方合計/勘定科目/貸方合計/貸方残高」の順に並びます。合計列を写したあとで差額を残高欄へ記入し、左右の残高計が一致するか丁寧に確認していきましょう。
ミニ問題(合計残高試算表)
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 試算表の目的として適切なのは?
- A. 記帳の正確性検証
- B. 棚卸の代替
- C. 納税額の確定
▼ 正答と解説を表示
正解:A(記帳の正確性検証)
借貸一致や転記漏れの有無など、記帳の正確性を点検します。
Q2. 合計残高試算表で一致すべきなのは?
- A. 借方合計と貸方合計
- B. 売上と現金残高
- C. 仕入と売上原価
▼ 正答と解説を表示
正解:A(借方合計と貸方合計)
複式簿記では借方合計と貸方合計が一致します。
Q3. 試算表を作る前提作業として正しいのは?
- A. 仕訳→転記→集計
- B. 決算整理→仕訳
- C. 棚卸→決算確定→試算表
▼ 正答と解説を表示
正解:A(仕訳→転記→集計)
日々の仕訳を元帳へ転記し、集計する流れで作成します。