仮払金

仮払金とは、金額や使いみちがまだ確定していない支払いを、一時的に処理しておく資産の勘定科目です。内容が確定した時点で、本来の費用や科目へ振り替えます。

基本情報

仮払金の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)
増えるとき借方(内容未確定のまま支払ったとき)
減るとき貸方(内容が確定し、本来の科目へ振り替えたとき)
代表的な相手科目旅費交通費現金 など
試験での問われ方仮払時・精算時の仕訳、前払金・立替金との使い分け

仕訳例

出張旅費の概算額を渡した場面と、実際にかかった旅費と余った現金を精算した場面です。

仕訳の例(仮払金)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/10仮払金30,000普通預金30,000
5/20旅費交通費28,000仮払金30,000
現金2,000

表の読み方:仮払いした時点(5/10)は仮払金が借方で増加し、精算した時点(5/20)は貸方で減少します。使った費用と余った現金の合計が、仮払金の金額と一致します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 出張旅費の概算額として30,000円を、普通預金から仮払いした。借方の科目は?(答えを見る)

内容未確定のまま支払ったので、仮払金(資産)が借方で増加します。貸方は普通預金です。

Q2. 出張から戻り、旅費交通費28,000円と現金2,000円の内訳で仮払金30,000円を精算した。貸方の科目は?(答えを見る)

内容が確定したので、仮払金(資産)を貸方で消し、借方に旅費交通費と現金を計上します。

Q3. 買う物やサービスがすでに決まっている手付金を支払った場合に使う科目はどれですか?(答えを見る)

仮払金は内容未確定な支払いに使います。買う物・サービスが決まっている手付金は前払金を使います。