会話で理解する:仕掛品は“中継地点”
ユイ: 図の4行は、どんな流れですか?
サクラ先生: 材料・賃金・間接費を仕掛品に集め、完成時に製品へ振替える流れです。仕掛品は原価の“中継地点”だと覚えましょう。
ユイ: どこで間接費が出てきますか?
サクラ先生: 3行目の予定配賦です。配賦差は期末に調整します。
ポイント:投入は仕掛品、完成で製品へ。流れを声に出す。
材料・労務・間接費が製造途中の製品に集まる“中継地点”です。完成時に製品へ振替します。
例として、当月に材料費10,000円、賃金8,000円、製造間接費6,000円を投入した場合、まずはこれらが仕掛品に集計されます。月末に一部が完成すれば完成分だけが製品へ振り替わり、残りは翌月の仕掛品として持ち越されます。
考え方はシンプルで、投入(材料・労務・間接)→仕掛品→完成で製品という流れです。製造途中で一度受け止めることで、完成のタイミングで正しく製品に原価を移せるようにしています。
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 4/1 | 仕掛品 | 1,000 | 材料 | 1,000 |
| 4/1 | 仕掛品 | 800 | 賃金 | 800 |
| 4/1 | 仕掛品 | 600 | 製造間接費 | 600 |
| 4/30 | 製品 | 2,400 | 仕掛品 | 2,400 |
ユイ: 図の4行は、どんな流れですか?
サクラ先生: 材料・賃金・間接費を仕掛品に集め、完成時に製品へ振替える流れです。仕掛品は原価の“中継地点”だと覚えましょう。
ユイ: どこで間接費が出てきますか?
サクラ先生: 3行目の予定配賦です。配賦差は期末に調整します。
ポイント:投入は仕掛品、完成で製品へ。流れを声に出す。
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Q1. 仕掛品勘定にはどのようなコストが計上されますか?
正解:A(製造途中の製品にかかった材料費・労務費・製造間接費)
仕掛品勘定には製造途中で投入した材料費・労務費・製造間接費が集計されます。
Q2. 仕掛品は当期製造原価の計算でどのように扱いますか?
正解:A(期首仕掛品を足し、期末仕掛品を引く)
当期製造原価=期首仕掛品+当期製造費用−期末仕掛品で求め、仕掛品の増減を調整します。