仕掛品

仕掛品とは、材料費・労務費・製造間接費が集まる、製造途中の製品を表す資産です。完成すると仕掛品から製品へ、販売されると製品から売上原価へと原価が振り替わります。第1問の仕訳問題や第3問の原価集計でよく登場します。

基本情報

仕掛品の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表:たな卸資産の区分)
増えるとき材料費・労務費・製造間接費が製造途中の製品へ投入されたとき
減るとき製品が完成し、原価が製品勘定へ振り替えられたとき
代表的な相手科目材料・賃金・製造間接費(投入時)/製品(完成時)
試験での問われ方材料・労務費・製造間接費を仕掛品へ投入する仕訳と、完成時の(借)製品/(貸)仕掛品の振替仕訳

仕訳例

当月、材料1,000円・賃金800円・製造間接費600円を仕掛品へ投入し、完成した2,400円分を製品へ振り替えます。

仕訳例(仕掛品:材料・賃金・間接費・完成)
材料・賃金・間接費の集計と、完成時の製品への振替。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/1 仕掛品 1,000 材料 1,000
4/1 仕掛品 800 賃金 800
4/1 仕掛品 600 製造間接費 600
4/30 製品 2,400 仕掛品 2,400

表の読み方:材料・労務費・製造間接費の3つが仕掛品の借方に集まり、完成した分だけが製品へ振り替わります。まだ完成していない分は仕掛品のまま残り、月末仕掛品は仕掛品勘定の差額(借方合計-完成高)で求めます。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 仕掛品勘定にはどのようなコストが計上されますか?(答えを見る)

仕掛品勘定には製造途中で投入した材料費・労務費・製造間接費が集計されます。

Q2. 仕掛品は当期製造原価の計算でどのように扱いますか?(答えを見る)

当期製造原価=期首仕掛品+当期製造費用−期末仕掛品で求め、仕掛品の増減を調整します。