固定費の集計
毎月ほぼ同じ金額で出る費用を足して、固定費の合計を出します。人件費でも、生産量で増減する部分は変動費です。
損益分岐点は、売上と費用がちょうど同じになる点です。まずは 固定費・変動費・貢献利益 の3つを分けて考えると、第2問の計算が追いやすくなります。
この3つを言い換えられるだけで、損益分岐点の式がかなり読みやすくなります。
第2問は、固定費を出す → 変動費を出す → 貢献利益を出す → 損益分岐点を出す、の順で考えると追いやすいです。
毎月ほぼ同じ金額で出る費用を足して、固定費の合計を出します。人件費でも、生産量で増減する部分は変動費です。
貢献利益は「売上高 − 変動費」です。さらに 固定費 を引くと営業利益になります。目標利益があるときは、固定費に目標利益を足してから考えます。
損益分岐点売上高は「固定費 ÷ 貢献利益率」で出します。安全余裕率は、実際売上が損益分岐点よりどれだけ上かを見る指標です。
データは「日商簿記 原価計算初級 第2問 詳細分析レポート」を参照しています。
計算の順番は「単価・変動費・固定費を整理する → 貢献利益を出す → 損益分岐点 → 安全余裕率 → 目標利益」です。まず分岐点を出してから比較に進む流れを固定してください。
図を見直すときは、まず材料を集める、次に貢献利益、次に分岐点、最後に比較という順で声に出して追うと定着しやすくなります。
「固定費・変動費 → 貢献利益 → 損益分岐点」と言えればOKです。
単価 10,000円、単位変動費 4,000円、固定費 1,800,000円 のケースを例に、損益分岐点の図を描いています。このときの損益分岐点は次の順で求められます。
ユイ: グラフから何を読み取ればよいですか?
サクラ先生: 売上線と総費用線の交点=損益分岐点、右側が利益領域です。単価・変動費・固定費の関係を、数式と図で両面から確認します。
ユイ: 計算の出発点は?
サクラ先生: 貢献利益=売上−変動費と貢献利益率。そこから分岐点(固定費÷率)へつなげましょう。
ポイント:図と式をセットで読む。
読み取りのコツ(3ステップ)
図の例では損益分岐点数量は 300 単位(固定費 180 万円 ÷ 単位貢献利益 6,000円)、損益分岐点売上高は 300 万円です。計画数量が 600 単位なので、安全余裕幅は 300 単位、安全余裕率は (600 − 300) ÷ 600 = 50% です。
営業利益は 売上高 600 万円 − 総費用 420 万円 = 180 万円。これは (実際数量 − 損益分岐点数量)× 単位貢献利益 = 300 × 6,000円 = 1,800,000円 でも確認できます。
数量に比例する支出は変動費、一定額で発生する支出は固定費です。人件費でも稼働時間に応じて支払われる部分は変動費として扱います。
損益分岐点売上高=固定費 ÷ 貢献利益率、損益分岐点数量=固定費 ÷(単価−単位変動費)です。ノート冒頭に公式を書き出しておくと安心です。
実際売上が損益分岐点よりどれだけ離れているかを示す指標です。値が小さいほど利益が不安定なので、固定費削減や単価見直しを検討します。