内部利益

内部利益は、本店が支店へ商品を送るときの振替価格に含まれる、社内で付けた利益(未実現の利益)です。内部利益を振替価格に付加する処理と、その消去は、簿記1級の範囲で、2級では扱いません。2級の本支店会計は、内部利益が付加されていない前提(振替価格=原価)で出題されます。

基本情報

内部利益の分類と使いどころ
分類本支店間の振替価格に関する用語(付加・消去の処理は1級)
何を表すか本店が支店へ商品を送るときの振替価格に、原価へ上乗せされた社内の利益
計算式・見分け方「振替価格」「原価に○%上乗せ」などの語が出てきたら1級の論点と判定するだけで足ります。2級の本支店会計(未達整理・財務諸表の合併)とは別の論点です
使う場面1級で、本支店合併財務諸表を作るときに、期末在庫に含まれる内部利益を消去する処理を学ぶときに扱います
試験での問われ方2級では内部利益の計算・消去は出題されません。本支店会計(2級)との区別だけ押さえます

計算式・具体例

本支店会計にかかわる級区分
判定するもの判定の目印級区分
本店勘定支店勘定の対称記帳と未達整理支店勘定・本店勘定の残高照合、未達取引の整理2級
本支店合併後の財務諸表(相殺消去)本店勘定・支店勘定の相殺消去2級
内部利益の付加・消去振替価格=原価+利益、期末在庫に残る未実現利益の計算処理は1級

確認:内部利益そのものの計算・消去(振替価格ベースの割合計算、繰延内部利益の仕訳)は1級で学びます。2級の本支店会計は、未達整理と財務諸表の合併(内部利益が付加されていない前提)までを扱います。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 内部利益の付加・消去の処理は、2級・1級のどちらの範囲ですか?(答えを見る)

1級の範囲です。2級の本支店会計は、内部利益が付加されていない前提で出題されます。

Q2. 2級の本支店会計は、内部利益についてどのような前提で出題されますか?(答えを見る)

内部利益が付加されていない前提(振替価格=原価)です。振替価格に利益が上乗せされている場合の計算・消去は1級で学びます。

Q3. 内部利益と、連結会計の未実現利益の消去(棚卸資産・土地)の違いはどれですか?(答えを見る)

対象となる関係が異なります(本支店間か、親子会社間か)。本支店の内部利益は1級、連結の未実現利益の消去は2級の出題範囲です。