本人と代理人

本人と代理人は、自社が顧客への提供責任を負う当事者か、他者の提供を仲介する立場かを区分する考え方です。総額・純額表示の判定は1級の参考範囲であり、簿記2級では扱いません。

出題範囲

本人と代理人の区分は1級の出題範囲です。現行の簿記2級では総額・純額の判定や仕訳を問う対象ではありません。このページは用語の位置づけを確認するための参考です。

簿記2級では、履行義務、契約資産・契約負債、返品見積りを確認してください。

基本情報

本人と代理人の分類と使いどころ
分類収益認識における表示方法(総額・純額)の判定に関する考え方(勘定科目ではない)
何を表すか顧客への提供責任を負う本人か、仲介する代理人かの区分
計算式・見分け方顧客への財またはサービスの支配を獲得するかで判定し、提供責任・在庫リスク・価格決定の裁量は判断の指標として確認
使う場面仕入商品の販売と、他社商品の仲介販売が混在する取引
試験での問われ方本人・代理人いずれかを判定させ、総額表示か純額(手数料)表示かを計算させる出題

仕訳例

例(本人と代理人:総額表示と純額表示)
立場売上の計上額見え方
本人100,000顧客への提供責任を負い、総額で売上計上
代理人10,000仲介手数料のみ売上計上(純額)

同じ100,000円の取引でも、自社が財またはサービスの支配を獲得する本人なら売上100,000円を総額で計上し、単なる仲介者(代理人)なら受け取る手数料10,000円だけを売上として計上します。提供責任・在庫リスク・価格決定の裁量は、支配を判断する指標として確認します。

混同しやすい語との違い

参考範囲の位置づけ

本人・代理人の判定と総額・純額表示は1級の論点です。簿記2級の演習としては出題しません。

簿記2級で先に確認すること

履行義務、契約資産・契約負債、返品見積りを確認してください。 この参考ページには、簿記2級として採点するミニ演習を置いていません。