収益認識契約資産契約負債

履行義務の充足で収益、代金のズレは契約資産/負債で整えます。

この章のゴール

  • 履行義務の充足で収益認識する流れを説明できる
  • 請求前の受入は契約負債、請求後の未収は契約資産と判断できる
  • 可変対価・重要な金融要素の概念を概説できる

学ぶ順番

  1. 履行義務と取引価格
  2. 代金の受払タイミングのズレの表現
  3. 関連する既存勘定との違い(前受/未収 など)

最低限の型

用語確認は 収益認識契約資産契約負債 を参照。

生徒前受収益未収収益と、契約資産契約負債の違いは?

先生契約資産契約負債履行義務の充足に着目した表示です。前受・未収など従来勘定より、収益認識の考え方に沿った名称になります。

生徒:実務上はどう読み替えれば良いですか。

先生:引渡済みで請求前なら契約資産、受取済みで未引渡なら契約負債。問題文は「引渡の有無」「請求/受領の有無」を丁寧に拾いましょう。