| 手順 | ポイント |
|---|---|
| ① 売価ベースで期末残を出す | 期首 + 受入 − 売上(払出)など、問題文どおりに集計 |
| ② 還元率(原価率)を確認 | 「原価÷売価」か「売価÷原価」かを取り違えない |
| ③ 原価へ換算 | 売価ベースの残高 × 原価率(=還元率)で「売価還元原価」を出す |
ポイント:売価還元法は、“売価→原価”へ戻すので、最後は「期末棚卸(原価)」になります。そこから売上原価(期首 + 仕入 − 期末)へつなげるのが2級の王道です。
判断のコツ・見分け方
- 問題文に売価ベースの残高や原価率が出てきたら、売価還元法の可能性が高いです。
- 先に売価ベースの期末残高を出し、その後に還元率を掛ける順番を崩さないのがコツです。
- 還元率の定義が「原価÷売価」か「売価÷原価」かを必ず確認し、逆数にしないよう注意します。
似ている論点との区別
- 先入先出法や移動平均法は数量と単価の流れを直接追いますが、売価還元法は売価から原価を見積ります。
- 商品有高帳は期中の受払管理表で、売価還元法は期末評価の計算手法です。
- 商品評価損は評価減の論点で、売価還元法はまず棚卸資産の原価を見積もる論点です。
FAQ
Q. どこで一番間違えやすいですか。
売価ベースの残高に対してどの率を掛けるか、率の向きを取り違えるところです。
Q. 売上原価までどうつなげますか。
売価還元法で期末棚卸高の原価を出したあと、期首棚卸高と仕入高を使って売上原価へ接続します。