可変対価

返品・値引・ボーナスなどで「最終的な対価が変わる」取引です。売上は、見積り+制約で計上額を決めます。

定義

可変対価とは、取引価格が値引・返品・インセンティブなどにより変動し得る部分です。売上計上額は、見積り(期待値など)と「制約(戻りが起きそうなら売上を控える)」の考え方で決めます。

関連:収益認識(総論)返金負債

例(可変対価:返品が見込まれるケース)
前提金額ポイント
販売代金(総額)100,000通常の売上の基礎
返品見込(見積り)8,000返金が起きそうな分は売上にしない(制約)
計上する売上92,000売上は控えめに。返品分は 返金負債 を検討

試験での見分け方

  • 「返品可能」「値引条件」「出来高」「ボーナス」「ペナルティ」など、金額が揺れる条件語を拾います。
  • 迷ったら「将来、顧客へ返す可能性がある?」→ 返すなら 返金負債 までセットで考えます。

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演習(ガイド・問題)

よくある誤り

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