返金負債

返品や値引が見込まれるとき、将来の返金分は「負債」として押さえ、売上計上額を控えます。

定義

返金負債とは、将来、顧客へ返金する義務(返品・値引など)を表す負債です。可変対価(可変対価)の見積りとセットで扱います。

関連:可変対価収益認識(総論)

例(返金負債:返品見込みがある売上)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
売上時売掛金100,000売上92,000
売上時返金負債(例)8,000

試験での見分け方

  • 「返品条件」「返金保証」「顧客への返金の可能性」が出たら返金負債を疑います。
  • 売上を全額にしない(制約)という発想を忘れないのがポイントです。

次に読む:可変対価契約変更

判断のコツ・見分け方

  • 返品・値引・返金保証があるなら、売上の満額計上をいったん止めて返金見込みを考えます。
  • 「将来返す部分」と「確定して残る部分」を分けて見ると、返金負債の意味が掴みやすくなります。
  • 可変対価の見積りとセットで処理する論点なので、単独の負債科目として孤立させないことが大切です。

似ている論点との区別

次に読む(3つ)

演習(ガイド・問題)

よくある誤り

用語集トップに戻って、関連語もまとめて確認しましょう。

FAQ

返金負債はいつ出てきますか?

返品条件や返金保証などにより、売上時点で将来返金する見込みがあるときに出てきます。実際の返金時ではなく、見込みが分かった時点が起点です。

返金負債と売上値引は同じですか?

同じではありません。売上値引は結果として売上を減らす処理ですが、返金負債は将来返す義務を見積もって負債に置く考え方です。