定義
- 部門個別費:特定の部門にのみ帰属する費用(例:部門専用機の減価償却費)
- 部門共通費:複数部門に共通して発生し、配賦基準で按分する費用(例:工場全体の光熱費)
「どの部門の費用か」を明確にした上で、一次配賦→二次配賦へつないでいきます。
| 費目 | 製造A | 製造B | 補助C |
|---|---|---|---|
| 個別費 | 400 | 300 | 100 |
| 共通費(配賦済) | 120 | 80 | 60 |
| 小計 | 520 | 380 | 160 |
| 配賦先 | 基準比 | 配賦額 |
|---|---|---|
| 製造A | 3 | 120 |
| 製造B | 1 | 40 |
相互(反復)法では、補助部門同士の相互サービスを反復的に按分します。
現場エピソード:成形部の費用450,000円、包装部280,000円。補助部門から配られた費用も含め、部門別に集計しました。
ハル:「部門別計算にしておけば、部門別配賦率で製品に配れますし、部門損益も出せます」
椿先生:「そう。まず部門で集めてから製品へ。部門別のKPI(稼働率・歩留・人時生産性)も併せて運用しましょう。」