製造間接費

製造間接費は、特定の製品に直接集計できない製造関連の費用です。予定配賦率で製品へ配賦し、実際発生額との差は配賦差異として処理します。

基本情報

製造間接費の分類と使いどころ
分類特定の製品に跡付けできない製造関連の原価(間接費の集合)
増えるとき工場の光熱費・減価償却費・間接工賃金・間接材料費などを計上したとき
減るとき予定配賦率で仕掛品へ配賦したとき
代表的な相手科目仕掛品(配賦時)、製造間接費配賦差異(差異の振替時)
試験での問われ方予定配賦率×実際配賦基準量で配賦額を計算し、仕訳を書かせる出題

仕訳例

予定配賦率200円/時、実際直接作業時間1,420時間で製造間接費を配賦する場面です。

製造間接費の配賦と差異振替の仕訳
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
3/31仕掛品284,000製造間接費284,000
3/31製造間接費4,000製造間接費配賦差異4,000

予定配賦率200円/時・実際直接作業時間1,420時間のとき、仕掛品への配賦額は284,000円です。実際発生額280,000円との差額4,000円は製造間接費配賦差異勘定へ振り替え、期末に「配賦差異の処理」で精算します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 予定配賦率200円/時、実際直接作業時間1,420時間のとき、仕掛品へ配賦する金額はいくらですか?(答えを見る)

予定配賦額は予定配賦率×実際配賦基準量で計算します。200円/時×1,420時間=284,000円です。

Q2. 製造間接費に集計されるのはどれですか?(答えを見る)

工場の減価償却費は特定の製品に跡付けできない共通費用のため、製造間接費に集計します。直接材料費・直接労務費は仕掛品へ直課する費用です。