製造原価報告書

材料費・労務費・製造間接費に在庫増減(仕掛・材料)を加味し、当期の製造原価をまとめます。

フォーマット(例)

製造原価報告書(要旨)
項目金額
材料費(消費)
労務費
製造間接費
当月製造原価(合計)
+ 期首仕掛 − 期末仕掛
完成品製造原価

関連:勘定連絡図

「材料→仕掛→製品→売上原価」の勘定の流れと、報告書の各行がどう対応するかをセットで理解すると全体像がつかめます。

対話で理解しよう — 製造原価報告書をつくる

現場エピソード:当月材料120,000円・賃金180,000円・製造間接費300,000円、仕掛期首200,000円・期末240,000円、製品期首150,000円・期末100,000円

ハル:「製造原価は材料+労務+間接費+(仕掛期首−仕掛期末)。当月製造原価から製品期首−期末を調整すると売上原価が見えます」

椿先生:「勘定連絡図と一致することが大事。数値は表で流れを見える化しましょう。」

定義・判断の物差し

  1. 上の数字で当月製造原価売上原価を計算しましょう。
  2. あなたの部署の元帳と製造原価報告書の突合手順(3手順)を書きましょう。
  3. 突合でよくある(振替漏れ・期末評価)を1つ挙げ、対策を決めましょう。

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