対話で理解しよう — 材料の付随費用を漏らさない
現場エピソード:小麦粉25kgを仕入、購買価額3,000円、運賃600円。受入検品後、材料倉庫へ計上しました。
ハル:「運賃は材料の付随費用として材料勘定に含めます。仕入運賃を別勘定にすると、消費時に原価へ落ちずズレます」
椿先生:「正解。材料原価は取得原価主義で、購入代価+付随費用が基本です。返品・割戻・値引は控除して整理しましょう。」
定義・判断の物差し
- 付随費用:運賃・荷役・保険など取得に直接付随するものは材料に含める。
- 控除項目:返品・割戻・値引などは材料取得原価から控除。
- 期末評価:材料棚卸では付随費用込みの取得原価で評価。
- 直近の購買伝票から、材料価格と付随費用を分けてメモしましょう。
- 材料の返品・割戻・値引があった場合の仕訳を1つ書きましょう。
- 受払帳に運賃が反映されないリスクと対策(入力経路の統一など)を挙げましょう。