仕掛品 — 材料・労務・間接費の受け皿

発生原価を仕掛品に集め、完成時に製品へ振り替えます。期末は月末仕掛として残高が残ります。

経理:材料は材料から、労務は賃金から、間接費は製造間接費から仕掛品へ集まってきます。

現場:完成したら製品に移る、ここが橋渡しですね。

仕訳例

仕訳例(仕掛品への集計と完成振替)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
3/20仕掛品450,000賃金450,000
3/31製品1,200,000仕掛品1,200,000
3/10仕掛品12,000材料12,000

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対話で理解しよう — 仕掛品の評価と流れ

現場エピソード:今月の月末仕掛は300個、材料100%・加工20%。仕掛勘定に、材料・労務・配賦間接費が積み上がっています。

ハル:「等価完成量材料1,200加工960を計算し、単価を出して仕掛→製品へ振替ですね」

椿先生:「在庫の評価と流れを正しく。仕掛→製品→売上原価が勘定連絡で繋がります。」

定義・判断の物差し

  1. あなたの月末仕掛の進捗%を、実査でどう測るか(誰・方法)を書きましょう。
  2. 仕掛勘定の内訳から、翌月に先送りされる費用の主なものを1つ挙げましょう。
  3. 在庫評価の凡ミス(材料の投入時点の誤読など)を1つ挙げ、回避策を決めましょう。

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