材料費計算(購入原価・副費・消費単価)の全体像

材料費は「取得原価→消費単価→材料消費」の順で整理します。購入代価に材料副費を加えて取得原価を求め、消費した分を仕掛品または製造間接費へ振り替えます。

基本情報

材料費計算(購入原価・副費・消費単価)の全体像の分類と使いどころ
分類材料の消費によって発生する原価(原価の3要素の1つ)
増えるとき材料を消費(払い出し)して仕掛品または製造間接費へ振り替えたとき
減るとき該当なし(材料費そのものは費用科目で、計上後に減ることは基本的にありません)
代表的な相手科目材料
試験での問われ方取得原価(購入代価+材料副費)や消費単価から、当月の材料費を計算させる出題

仕訳例

材料100,000円を掛けで購入し、買入運賃5,000円も掛けとした場面です。

材料の取得と消費の仕訳
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
4/1材料105,000買掛金105,000
4/30仕掛品60,000材料60,000

材料勘定は、取得原価105,000円(購入代価100,000円+材料副費5,000円)のうち60,000円を直接材料費として払い出し、月末残高は45,000円になります。取得原価には購入代価だけでなく材料副費も含める点を忘れないようにしましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 材料100,000円を掛けで購入し、買入運賃5,000円も掛けとしたとき、材料の取得原価はいくらですか?(答えを見る)

材料の取得原価は購入代価に材料副費を加えた金額です。100,000円+買入運賃5,000円=105,000円が取得原価になります。

Q2. 直接材料費として消費した60,000円は、どの勘定へ振り替えますか?(答えを見る)

直接材料費として消費した分は、特定の製品に跡付けできるため仕掛品へ直課します。製造間接費へ振り替えるのは間接材料費です。