材料費計算(購入原価・副費・消費単価)の全体像

材料は「取得原価→消費単価→材料消費(仕掛品へ)」の順で整理すると、問題文の条件を取り違えにくくなります。

全体の流れ(迷ったらここ)

材料費計算の基本ステップ
ステップやることよく出る条件
1) 取得原価購入代価に、取得に直接付随する副費を加算し、値引・割戻・返品は控除します。買入運賃、荷役費、値引
2) 消費単価材料の払出単価(先入先出/平均/予定価格など)を決めます。継続記録法、棚卸計算法、予定価格差異
3) 材料消費消費量×消費単価を、仕掛品(工程/指図)へ振り替えます。直接/間接、材料投入時点、正常/異常減耗

典型の問題条件と最初の1手

問題文でここを見落とさない
条件ポイント最初の1手
税抜/税込、値引取得原価の作り方が変わります(控除/加算の向き)。取得原価(正味)を先に作る
先入先出/平均/予定価格払出単価の決定方法が変わります。単価のルールを1行で固定する
棚卸減耗(正常/異常)原価に含めるか(正常)/当期損益か(異常)で処理が分かれます。「原価に含める/含めない」を先に決める

購入原価(取得原価)の整理

取得原価に含める/控除する
区分代表例ポイント
加算(副費)買入運賃、荷役費、保険料など「取得に直接付随」なら材料に含めます。
控除値引、割戻、返品購入代価から差し引いて正味の取得原価にします。
注意保管費など設問の指示に従います(原則は取得原価と切り分け)。

仕訳例(購入→消費)

購入原価を材料へ、消費を仕掛品へ
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
4/1材料100,000買掛金100,000
4/1材料5,000買掛金5,000
4/30仕掛品72,000材料72,000
(注)2行目は買入運賃などの副費、3行目は材料の消費(仕掛品へ)。

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