材料の投入時点と完成品換算量
材料を「工程の始点で一括投入」するか「途中で投入」するかで、材料の完成品換算量は大きく変わります。型で覚えてミスを防いでいきましょう。
基本情報
| 分類 | 完成品換算量を計算するとき、材料をいつ投入するかによる数え方の区分 |
|---|---|
| 何を表すか | 始点一括投入=月末仕掛品でも材料は100%入っている。途中投入=投入点を基準に0%か100%かで判定する |
| 計算式(求め方) | 始点一括投入なら月末仕掛品の材料数量をそのまま完成品換算量に含める。途中投入なら月末仕掛品の進捗度と投入点を比較し、投入点を超えていれば100%、超えていなければ0%として数える |
| 使う場面 | 完成品換算量を計算する前に、問題文から材料の投入時点(始点一括か途中投入か)を確認するとき |
| 試験での問われ方 | 材料の投入時点の条件を読み取らせ、材料の完成品換算量を計算させる出題 |
計算式・具体例
材料が工程のどの時点で投入されるかによって、月末仕掛品の材料をどう数えるかが変わる場面です。
| 求めるもの | 式 | 数値例 |
|---|---|---|
| 始点一括投入の場合の材料の完成品換算量 | 完成数量+月末仕掛品数量(100%) | 完成900個+月末300個=1,200個(月末仕掛品も材料100%) |
| 途中投入(例:加工50%時点投入)の場合の月末仕掛品の扱い | 月末仕掛品の進捗度が投入点以上なら100%、未満なら0% | 進捗30%(投入前)→材料0%。進捗80%(投入後)→材料100% |
完成品はどちらの投入時点でも材料100%です。月末仕掛品は「投入点を越えたかどうか」だけで0%か100%かに置き換えるのがコツです。与件の材料投入時点の指定を、計算前に必ず確認しましょう。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 材料の投入時点(始点一括か途中投入か)の条件を読み違えさせるひっかけ。
- 途中投入の場合、月末仕掛品の進捗度と投入点を比較して材料の完成品換算量を計算させる出題。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 材料が工程の始点で一括投入されるとき、完成品900個・月末仕掛品300個の材料の完成品換算量は何個ですか?(答えを見る)
1,200個です。始点一括投入なら月末仕掛品も材料100%なので、完成900個+月末300個=1,200個になります。
Q2. 材料が加工50%時点で投入されるとき、月末仕掛品の進捗が30%(投入前)の場合、材料の完成品換算量への算入割合はどれですか?(答えを見る)
0%として算入しません。投入点(加工50%)をまだ越えていないため、材料はまだ投入されていない扱いになります。
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