配賦基準

配賦基準は、製造間接費を各製品へ配るときに使う「割る基準」です。間接費の発生と最も関係が深い数量的な尺度(作業時間・機械時間等)を選びます。

基本情報

配賦基準の分類と使いどころ
分類製造間接費を各製品へ配るときに使う「割る基準」
何を表すか間接費の発生量と最も関係が深い数量的な尺度
計算式(求め方)該当なし(式ではなく、因果関係・計測容易性・公平性で基準そのものを選びます)
使う場面予定配賦率を計算するとき(製造間接費予算額÷配賦基準量)
試験での問われ方与えられた条件から適切な配賦基準(作業時間・機械時間等)を選ばせる出題

計算式・具体例

間接費が何に比例して増えるかで、配賦基準を判定する目印は次のとおりです。

配賦基準の選び方
配賦基準向いている工程代表的な間接費
直接作業時間人手中心の工程(監督・段取りなど人に比例)監督者の給料・工場消耗品費
機械時間機械中心の工程(機械稼働に比例)動力費(電気代)・機械の減価償却費

電力代や機械の減価償却費のように機械稼働に比例する間接費には機械時間、監督者の給料や工場消耗品費のように人の作業に比例する間接費には直接作業時間が向きます。間接費が「何に比例して増えるか」を先に考えるのがコツです。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 電力代や機械の減価償却費など、機械稼働に比例する間接費が中心の工程に向く配賦基準はどれですか?(答えを見る)

電力代や機械の減価償却費は、機械を動かすほど発生する間接費です。機械稼働に比例するため、機械時間を配賦基準に選びます。

Q2. 監督者の給料や工場消耗品費など、人の作業に比例する間接費が中心の工程に向く配賦基準はどれですか?(答えを見る)

監督者の給料や工場消耗品費は、作業量が増えるほど発生する間接費です。人の作業に比例するため、直接作業時間を配賦基準に選びます。