配賦差異(過・不足配賦)
配賦差異は、予定配賦額と実際発生額のズレです。予定配賦額のほうが大きければ過大配賦(有利差異)、小さければ過少配賦(不利差異)と判定します。
基本情報
| 分類 | 予定配賦額と実際発生額のズレ(製造間接費配賦差異) |
|---|---|
| 何を表すか | 予定で配った金額が、実際にかかった金額より多いか少ないか |
| 計算式(求め方) | 配賦差異=予定配賦額−実際発生額 |
| 使う場面 | 月末に、予定配賦額と実際発生額を突き合わせるとき |
| 試験での問われ方 | 差異の金額と有利・不利を判定させる出題(処理は「配賦差異の処理」で扱います) |
計算式・具体例
予定配賦額284,000円、実際発生額280,000円のときの配賦差異を求める場面です。
| 求めるもの | 式 | 数値例 |
|---|---|---|
| 配賦差異 | 予定配賦額−実際発生額 | 284,000円−280,000円=+4,000円 |
| 差異の向き | プラス→過大配賦(有利)/マイナス→過少配賦(不利) | +4,000円なので過大配賦(有利差異) |
配賦差異は「予定配賦額−実際発生額」の順で計算します。プラスになれば配りすぎ(過大配賦・有利差異)、マイナスになれば配り足りない(過少配賦・不利差異)です。
混同しやすい語との違い
- 予定配賦率との違い:予定配賦率は事前に決める率、配賦差異はその率で配った結果と実際発生額のズレです。
- 配賦差異の処理(売上原価加減法)との違い:配賦差異はまず金額と有利・不利を判定する段階で、処理(売上原価加減法)は別の論点です。
試験でのよく問われ方
- 予定配賦額と実際発生額から差異の金額と向きを計算させる出題。
- 「実際−予定」と「予定−実際」の式を取り違えるひっかけ。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 予定配賦額284,000円、実際発生額280,000円のとき、配賦差異はいくらですか?(答えを見る)
配賦差異は予定配賦額−実際発生額で計算します。284,000円−280,000円=+4,000円で、予定の方が大きいので有利差異(過大配賦)です。
Q2. 配賦差異を求める式はどれですか?(答えを見る)
配賦差異は「予定配賦額−実際発生額」の順で統一します。プラスなら過大配賦(有利)、マイナスなら過少配賦(不利)です。
関連
- ガイドで学ぶ:製造間接費と予定配賦
- 関連する用語:予定配賦率/製造間接費/配賦差異の処理(売上原価加減法)
- 解いて定着:製造間接費差異ドリル