未払配当金

株主総会の配当決議で確定し、支払いが完了するまで計上する負債です。決議時に繰越利益剰余金から振り替え、支払時に取り崩します。関連:繰越利益剰余金利益準備金資本金

基本情報

未払配当金の分類と使いどころ
分類負債(流動負債)
増えるとき貸方(株主総会で配当を決議したとき)
減るとき借方(配当金を支払ったとき)
代表的な相手科目繰越利益剰余金・普通預金・当座預金
試験での問われ方配当決議時の仕訳、支払時の仕訳、資本金や利益準備金との判別

仕訳例

配当決議時と支払時の仕訳を5列で整理します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
決議時 繰越利益剰余金
純資産を取り崩す
200,000 未払配当金 200,000
支払時 未払配当金
負債の消滅
200,000 普通預金 200,000

決議時に未払配当金(負債)を計上し、支払時にその未払配当金を取り崩します。決議と支払を2段階に分けて考えると、送金のタイミングを取り違えません。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 株主総会で配当120,000円の支払いを決議した。決議時の仕訳はどれですか?(答えを見る)

(借)繰越利益剰余金120,000/(貸)未払配当金120,000です。決議時点ではまだ送金していないため、繰越利益剰余金(純資産)を取り崩し、未払配当金(負債)でいったん受け止めます。

Q2. 上記の未払配当金120,000円を、後日普通預金から支払った。支払時の仕訳はどれですか?(答えを見る)

(借)未払配当金120,000/(貸)普通預金120,000です。支払時は、決議時に計上した未払配当金(負債)を取り崩すだけです。繰越利益剰余金は決議時にすでに減らしているため、支払時には登場しません。