当座預金

小切手・手形決済専用の預金口座で、現金とは別に管理する必要があります。入金で借方、決済・支払いで貸方に記入します。

基本情報

当座預金の分類と使いどころ
分類資産(流動資産)
増えるとき借方(自社振出小切手の回収、売掛金の口座入金 など)
減るとき貸方(小切手・手形の決済、振込・引き落とし など)
代表的な相手科目売掛金支払手形支払手数料
試験での問われ方小切手受取・振出しの仕訳、手形決済の仕訳、決算での当座借越への振替

仕訳例

当座預金での入金・支払い・手数料控除を5列仕訳で確認します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/05 小切手入金当座預金
入金で当座預金が増加
200,000 売掛金 200,000
4/18 手形決済支払手形
負債の消滅
180,000 当座預金
口座から支払い
180,000
4/30 手数料支払手数料
費用の発生
1,200 当座預金
口座からの引き落とし
1,200

自社振出小切手の回収による入金は当座預金の借方に記入し、支払手形の決済や銀行手数料は貸方に計上して残高を把握します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 以前に自社が振り出した小切手を、売掛金の回収として取引先から受け取った。増える勘定はどれですか?(答えを見る)

当座預金です。自社が振り出した小切手が戻ってきた(回収された)場合は、振出時に減らした当座預金を増やして戻します。取引先など他人が振り出した小切手を受け取った場合は現金で処理します。『誰が振り出したか』で判定しましょう。

Q2. 支払手形の決済では当座預金勘定はどう動きますか?(答えを見る)

貸方に記入して減少させます。支払手形の満期では、まず「何が消えるか」を見ると借方は支払手形、その相手として実際に口座から出ていく当座預金が貸方です。判断順を「手形を消す → 口座から出る」と置くと整理しやすくなります。

Q3. 決算日、当座預金勘定が貸方残高30,000円になっていた(当座借越契約の範囲内)。決算整理仕訳は?(答えを見る)

(借)当座預金30,000/(貸)当座借越30,000です。当座預金の貸方残高を借方で打ち消し、同額を負債の当座借越(または借入金)の貸方に計上します。翌期首には逆仕訳(再振替)で戻します。