前払金

前払金とは、商品やサービスをまだ受け取っていない段階で、代金の一部または全部を先に支払う手付金を表す資産の勘定科目です。商品を受け取った時点で、前払金という資産が減り、仕入などの科目に振り替わります。

基本情報

前払金の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)
増えるとき借方(手付金を支払ったとき)
減るとき貸方(商品・サービスを受け取り、仕入などへ振り替えたとき)
代表的な相手科目仕入普通預金 など
試験での問われ方前払い時・受領時(振替時)の仕訳、仮払金・前払費用との使い分け

仕訳例

特注品を注文して手付金を支払った場面と、商品を受け取って前払金を仕入に振り替えた場面です。

仕訳の例(前払金)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/2前払金20,000普通預金20,000
5/20仕入20,000前払金20,000

表の読み方:手付金を支払った時点(5/2)は前払金が借方で増加し、商品を受け取った時点(5/20)は前払金が貸方で減少して仕入に振り替わります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 特注品の手付金として20,000円を普通預金から支払った。借方の科目は?(答えを見る)

手付金を支払ったので、前払金(資産)が借方で増加します。貸方は普通預金です。

Q2. 注文していた商品を受け取り、前払金を仕入に振り替えた。貸方の科目は?(答えを見る)

商品を受け取った時点で、前払金(資産)を貸方で減らし、借方に仕入を計上します。新たな支払いは発生しません。

Q3. 金額や使いみちがまだ決まっていない出張費用を、とりあえず現金で渡した。使う科目は?(答えを見る)

買う物やサービスが決まっている前払金とは異なり、内容未確定の支払いは仮払金を使います。