預り金

預り金とは、源泉所得税や社会保険料の従業員負担分など、他人のお金を一時的に預かったときに使う負債の勘定科目です。あとで本人に代わって国や関係機関へ支払います。

基本情報

預り金の分類と使いどころ
分類負債(貸借対照表)
増えるとき貸方(給料から源泉所得税・社会保険料を天引きしたとき など)
減るとき借方(預かった分を国や関係機関へ納付したとき)
代表的な相手科目給料普通預金 など
試験での問われ方天引き時・納付時の仕訳、仮受金・立替金との使い分け

仕訳例

給料から源泉所得税を天引きして支給した場面と、預かった分を税務署へ納付した場面です。

仕訳の例(預り金)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/25給料250,000預り金20,000
普通預金230,000
6/10預り金20,000普通預金20,000

表の読み方:天引きした時点(5/25)は預り金が貸方で増加し、納付した時点(6/10)は預り金が借方で減少します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 給料から源泉所得税20,000円を天引きして支給した。天引き分の貸方の科目は?(答えを見る)

天引きした源泉所得税は、あとで税務署へ納めるまで一時的に預かるお金なので、預り金(負債)が貸方で増加します。

Q2. 天引きしていた源泉所得税20,000円を、税務署へ現金で納付した。借方の科目は?(答えを見る)

納付により預り金(負債)が借方で減少します。貸方は現金です。

Q3. 入金内容がまだ確定していない振込を、一時的に受け入れる科目はどれですか?(答えを見る)

預り金は内容がはっきりしているお金を預かる負債です。内容未確定の入金は仮受金を使います。