消耗品費

文具などの小額・短期使用の物品に用いる費用。

仕訳例

仕訳の例(消耗品費)5列
日付・借方科目・借方金額・貸方科目・貸方金額の順。文具購入と期末振替の代表例。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
5/10 消耗品費 2,300 現金 2,300
5/31 貯蔵品 800 消耗品費 800

仕訳例の読み方(会話)

学習者:消耗品費の表はどう読みますか?

先生:購入時は費用(消耗品費)が借方、支払手段が貸方です。期末に在庫が残れば「貯蔵品」へ振り替えます(借方:貯蔵品/貸方:消耗品費)。

学習者:判断のポイントは?

先生:日常の購入は費用、未消費分は資産へ振替——という二段構えで読むと整理しやすいです。

学習の使い所

「消耗品費」は文具などの小額・短期使用の物品に用いる費用。このページでは定義と取引例を合わせて確認し、理解を段階的に整理していきましょう。

試験対策では「消耗品費」が仕訳に現れたときの借方・貸方の動きや関連勘定を瞬時に判断できるよう、練習問題で反復しておきます。

実務では「消耗品費」の増減を日次で記録し、根拠資料と元帳の照合を怠らないことが内部統制の第一歩です。

関連:貯蔵品費用

ミニ問題(消耗品費)

選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。

Q1. 消耗品費の典型例は?

  • A. 文具・コピー用紙など
  • B. 受取利息
  • C. 資本金
▼ 正答と解説を表示

正解:A(文具・コピー用紙など)

少額で短期に消費される物品の費用です。

Q2. 期末に在庫(貯蔵品)が残った場合の処理は?

  • A. 貯蔵品に振替
  • B. 売上に振替
  • C. 現金に振替
▼ 正答と解説を表示

正解:A(貯蔵品に振替)

未消費分は資産(貯蔵品)に振り替えます。

対応する演習