会話で理解する:製品別損益の読み方
ユイ: 図の流れは何を示していますか?
サクラ先生: 製品ごとに売上高→売上原価→売上総利益→販管費→営業利益と段階的に利益を見ます。採算比較の軸になります。
ユイ: まず確認する指標は?
サクラ先生: 貢献利益(売上−変動費)や売上総利益です。販管費控除まで見て優先順位を判断しましょう。
ポイント:段階利益のつながりで製品の採算を把握。
製品ごとに売上高−売上原価=売上総利益、さらに販管費控除で営業利益を把握します。
例:製品Aの売上高が¥1,000,000、売上原価が¥600,000、販管費が¥300,000なら、売上総利益は1,000,000−600,000=¥400,000、営業利益は400,000−300,000=¥100,000です。
考え方は「売上総利益→販管費→営業利益」の順に段取りよく集計することです。まずは売上原価の算定を済ませ、次に販管費を控除して採算を見ます。
与件:売上高¥1,000、売上原価¥600、販管費¥300
売上総利益=1,000−600=¥400/営業利益=400−300=¥100
ポイント:順番は「売上総利益→営業利益」。
| 項目 | 式 |
|---|---|
| 売上総利益 | 売上高 − 売上原価 |
| 営業利益 | 売上総利益 − 販管費 |
ユイ: 図の流れは何を示していますか?
サクラ先生: 製品ごとに売上高→売上原価→売上総利益→販管費→営業利益と段階的に利益を見ます。採算比較の軸になります。
ユイ: まず確認する指標は?
サクラ先生: 貢献利益(売上−変動費)や売上総利益です。販管費控除まで見て優先順位を判断しましょう。
ポイント:段階利益のつながりで製品の採算を把握。
| 項目 | 金額 | メモ |
|---|---|---|
| 売上高 | ¥500,000 | 単価×数量 |
| 売上原価 | ¥320,000 | 製品勘定からの振替 |
| 売上総利益 | ¥180,000 | 売上高−売上原価 |
| 販管費 | ¥120,000 | 配布基準に応じて按分 |
| 営業利益 | ¥60,000 | 売上総利益−販管費 |
選択肢から答えを選びましょう。正答と解説は「▼」を押すまで表示しません。
Q1. 製品別損益計算書の目的として最も適切なのはどれですか?
正解:A(製品ごとの採算性の把握)
売上高・売上原価・販管費を製品別に整理し、利益に貢献している製品を特定します。
Q2. 製品Aの売上高¥1,000、売上原価¥600、販管費¥300のとき営業利益はいくらですか?
正解:A(¥100)
売上総利益¥400(=1000−600)から販管費¥300を控除して営業利益は¥100です。
Q3. 製品別損益の分析で、まず確認すべき指標はどれでしょうか。
正解:A(貢献利益(限界利益))
貢献利益(売上−変動費)は固定費の回収と利益創出の源泉で、採算比較の出発点になります。