決算整理仕訳

期中の取引を、決算日に「発生・消滅・評価」に揃え直す仕訳です。精算表の作成に直結します。

定義

決算整理仕訳は、決算日に「当期の費用・収益」と「期末の資産・負債」を正しく示すために行う仕訳です。

流れ:試算表決算整理仕訳精算表 → 財務諸表

例(決算整理仕訳:典型パターン)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
決算日未払費用12,000支払利息12,000
決算日支払保険料18,000前払費用18,000
決算日未収収益4,000受取利息4,000

試験での使い所(判断のコツ)

  • まず「期中に処理済みか/未処理か」を確認し、未処理なら発生(未収・未払)を立てます。
  • 次に「支払済み(受取済み)だが来期分が混ざる」なら、前払費用前受収益へ振替します。
  • 評価(貸倒引当金、棚卸、減価償却など)は、問題文の条件(率・端数・方法)を最優先で当てはめます。

3級の復習:決算整理の全体像は 3級:精算表 から戻ると早いです。

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演習(ガイド・問題)

よくある誤り

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