現金過不足
現金過不足は、実際の現金有高と帳簿残高が一致しないときに、原因が判明するまで一時的に置く仮勘定です。原因が分かった時点で、売上の修正や雑損失・雑収入など正しい科目へ振り替えます。
基本情報
| 分類 | 一時的な仮勘定(原因判明まで差額を置く科目) |
|---|---|
| 増えるとき | 実際有高が帳簿残高より多い(現金過剰)とき(貸方) |
| 減るとき | 実際有高が帳簿残高より少ない(現金不足)とき(借方)。原因判明後、正しい科目へ振り替えたとき |
| 代表的な相手科目 | 現金(差額発生時)、雑損失・雑収入・売上(原因判明後の振替) |
| 試験での問われ方 | 差額発生時の一時処理と、原因判明後の振替仕訳(過剰は雑収入、不足は雑損失)を問う出題 |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 5/31 | 現金過不足 | 3,000 | 現金 | 3,000 |
| 6/10 | 雑損失 | 3,000 | 現金過不足 | 3,000 |
現金過不足は、差額が発生した直後にいったん計上し、原因が判明したら正しい科目へ振り替える一時的な科目です。実際有高が帳簿より多い場合(過剰)は貸方に、少ない場合(不足)は借方に計上し、原因判明後は不足を雑損失、過剰を雑収入などへ振り替えます。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 差額発生時は現金過不足でいったん処理し、原因判明後に正しい科目(雑損失・雑収入・売上の修正など)へ振り替える2段階の判断が中心です。
- 過剰(貸方)と不足(借方)の向きを取り違えさせる出題もあります。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 実際の現金有高が帳簿残高より少なかった場合、発生時の仕訳はどれですか?(答えを見る)
(借)現金過不足/(貸)現金。実際有高が帳簿より少ない(不足)ときは、帳簿の現金残高を実際に合わせて減らすので、(借)現金過不足/(貸)現金と処理します。
Q2. 現金過不足の原因が判明せず、決算を迎えた場合の処理として正しいものはどれですか?(答えを見る)
雑損失(不足の場合)または雑収入(過剰の場合)へ振り替える。決算までに原因が判明しない現金過不足は、不足なら雑損失、過剰なら雑収入へ振り替えて残高をゼロにします。仮勘定のまま残しません。
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