現金

定義:通貨(紙幣・硬貨)および直ちに支払いに用いる通貨代用証券。

仕訳例(現金)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
入金現金50売掛金50
出金消耗品費3現金3

対話で深める:現金

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

現金勘定の帳簿残は15、実際有高は14.8。差額0.2は原因調査の上、仮勘定(現金過不足)で処理し、後日判明時に振り替えます。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 実査で帳簿と実際の差異を把握
  • 差異は一旦「現金過不足」で処理
  • 原因判明時に適切な科目へ振替
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?

ポイント:実際有高を毎日照合し、不一致は現金過不足で当座処理。少額支出は小口現金で管理します。