連結会計
連結会計は、親会社と子会社を1つの企業集団とみなして、個別財務諸表を1組の連結財務諸表にまとめる手続きです。個別財務諸表を合算したうえで、支配獲得時の資本連結や、当期の内部取引・未実現利益を消去する成果連結を行います。具体的な仕訳は、資本連結・非支配株主持分・未実現利益の消去など、個別の用語のページで扱います。
基本情報
| 分類 | 企業集団の財務諸表を1組にまとめる手続き全体を指す用語(個別の仕訳は資本連結・成果連結の各用語で扱う) |
|---|---|
| 何を表すか | 親会社と子会社の個別財務諸表を合算し、集団内部の重複を消去して1組の連結財務諸表を作ること |
| 計算式・見分け方 | 「合算 → 資本連結(支配獲得時の投資と資本の相殺)→ 成果連結(内部取引・未実現利益の消去)→ 連結精算表」の順で進むかを確認する |
| 使う場面 | 親会社が子会社を支配している(議決権の過半数を保有する等)ときに、企業集団全体の財政状態・経営成績を示す場面 |
| 試験での問われ方 | 連結の一連の流れ(合算→資本連結→成果連結→連結精算表)の順序や、各段階で何をするかを問う出題 |
計算式・具体例
| 段階 | 何をするか | 対応する用語 |
|---|---|---|
| 1. 合算 | 親会社と子会社の個別財務諸表(貸借対照表・損益計算書)を単純合算する | — |
| 2. 資本連結 | 支配獲得時に、投資(子会社株式)と子会社の資本を相殺し、のれん・非支配株主持分を計上する | 資本連結/非支配株主持分 |
| 3. 成果連結 | 当期の内部取引・未実現利益(棚卸資産・土地)を消去する | 未実現利益の消去 |
| 4. 連結精算表 | 上記の結果を精算表にまとめ、連結財務諸表を作る | 連結精算表 |
確認:連結会計は「合算→資本連結→成果連結→連結精算表」の4段階で進みます。具体的な仕訳(相殺・消去の金額計算)は、資本連結・非支配株主持分・未実現利益の消去などの個別の用語のページで扱います。なお、持分法、連結上の税効果、在外子会社の換算、連結キャッシュ・フロー計算書は1級の範囲です。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 連結の一連の流れ(合算→資本連結→成果連結→連結精算表→連結財務諸表)の順序や目的を問う出題。
- 個別財務諸表と連結財務諸表の違い(誰の財務諸表か)を問う出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 連結会計で、最初に行う手続きはどれですか?(答えを見る)
連結会計は、まず親会社と子会社の個別財務諸表を合算し、そのあと資本連結・成果連結で内部の重複を消去します。
Q2. 支配獲得時に、投資と子会社の資本を相殺する手続きは何と呼ばれますか?(答えを見る)
支配獲得時に投資(子会社株式)と子会社の資本を相殺する手続きは資本連結といいます。当期の内部取引・未実現利益の消去は成果連結です。
Q3. 持分法や在外子会社の換算、連結キャッシュ・フロー計算書は、2級・1級のどちらの範囲ですか?(答えを見る)
持分法、連結上の税効果、在外子会社の換算、連結キャッシュ・フロー計算書は1級の範囲です。2級は資本連結・非支配株主持分・成果連結(未実現利益は棚卸資産・土地)・連結精算表までです。
関連
- ガイドで学ぶ:連結会計(資本連結・非支配株主持分・のれん・成果連結・未実現利益消去・連結精算表)
- 関連する用語:資本連結/非支配株主持分/連結精算表
- 解いて定着:ミニ問題(連結の基礎)