連結精算表
連結精算表は、親会社と子会社の個別財務諸表を合算し、連結修正仕訳(資本連結・成果連結)を加減して、連結財務諸表を作るための一覧表です。左から「個別財務諸表の合算→修正・消去→連結財務諸表」の順に並び、この順に金額を追うと、のれんや非支配株主持分がどこから現れるかが分かります。連結精算表そのものでは新しい仕訳を作るのではなく、資本連結・成果連結で求めた仕訳を書き写して集計します。
基本情報
| 分類 | 連結財務諸表を作るための一覧表(個別財務諸表→修正・消去→連結財務諸表をまとめる書式) |
|---|---|
| 何を表すか | 資本連結・成果連結で求めた連結修正仕訳を、個別財務諸表の合算に加減して連結財務諸表へつなげる過程 |
| 計算式・見分け方 | 「個別を合算」列+「修正・消去」列(連結修正仕訳の借方・貸方)=「連結財務諸表」列、という横の集計で検算する |
| 使う場面 | 資本連結・成果連結の仕訳がすべて出そろった後、連結財務諸表を作る最終段階 |
| 試験での問われ方 | 連結精算表の空欄(個別を合算・修正消去・連結財務諸表のいずれか)を、連結修正仕訳から埋めさせる出題 |
計算式・具体例
| 科目 | 個別を合算 | 修正・消去 | 連結財務諸表 |
|---|---|---|---|
| 子会社株式 | 親会社に計上 | 貸方で相殺消去 | 消える(0) |
| のれん | 個別にはない | 借方で計上 | 資産に表示 |
| 非支配株主持分 | 個別にはない | 貸方で計上 | 純資産に表示 |
| 売上高・売上原価 | 単純合算 | 内部取引を相殺 | 集団外の取引だけ |
確認:連結精算表は「個別を合算→修正・消去→連結財務諸表」の順に読みます。子会社株式は修正・消去欄の貸方で消え、のれん・非支配株主持分は修正・消去欄から新しく現れます。資本連結の仕訳(借方:資本金400,000+利益剰余金150,000+のれん50,000=600,000、貸方:子会社株式600,000)を精算表の修正・消去欄に書き写すときも、借方合計600,000と貸方合計600,000が一致することを確認します。この借方合計=貸方合計の一致が、精算表を作るときの検算になります。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 連結精算表の空欄(個別を合算・修正消去・連結財務諸表のいずれか)を、資本連結・成果連結の仕訳から埋めさせる出題。
- 修正・消去欄の借方合計と貸方合計が一致しているかを検算させる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 連結精算表は、どの順番で並んでいますか?(答えを見る)
連結精算表は左から「個別財務諸表の合算→修正・消去(連結修正仕訳)→連結財務諸表」の順に並びます。
Q2. 連結精算表の「修正・消去」欄に、資本連結の仕訳の借方として新しく現れる科目はどれですか?(答えを見る)
のれんは個別財務諸表にはなく、資本連結の相殺消去仕訳の借方として修正・消去欄に新しく現れます。子会社株式は貸方で相殺されて消えます。
Q3. 資本連結の相殺消去仕訳(借方600,000・貸方600,000)を精算表の修正・消去欄に書き写すとき、確認すべきことはどれですか?(答えを見る)
精算表を作るときは、修正・消去欄の借方合計と貸方合計が一致しているかを検算します。個別を合算欄の金額と一致する必要はありません。
関連
- ガイドで学ぶ:連結会計(資本連結・非支配株主持分・のれん・成果連結・未実現利益消去・連結精算表)
- 関連する用語:資本連結/連結会計/精算表
- 解いて定着:ミニ問題(連結の基礎)