立替金

定義:一時的に他人の負担すべき費用や代金を立て替えた金額(資産)。

仕訳例(立替金)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
立替立替金8当座預金8
回収当座預金8立替金8

対話で深める:立替金

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

事務所賃借の保証金100を差入。退去時に返還予定。長期性なら長期前払費用等への区分を検討。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 差入保証金は資産
  • 長期/短期の区分表示
  • 敷引き・償却の有無を契約で確認
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?

ポイント:相手先や内容を明細管理します。関連:預り金(控除・預かり)との区別に注意。