分配可能額

定義:会社が配当などで株主へ分配できる上限額。使い所:剰余金の配当・処分の前に「配当してよい範囲」を確認します。

仕訳例(剰余金の配当)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
6/30繰越利益剰余金100未払配当金100
7/10未払配当金100現金100

押さえること(3つ)

  • 配当は「できる/できない」の判断が先で、その上で仕訳(未払配当金など)へ落とします
  • 配当は利益剰余金(資本)を取り崩す取引で、費用ではありません
  • 試験では、分配可能額の数値が与えられて「上限を超えないか」を問われます

関連:ガイド 社債・株式の基礎 / 物語 物語06:社債・株式の基礎 / ミニ問題 セットN(剰余金の配当・処分)

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演習(ガイド・問題)

よくある誤り(2つ)