受取利息

定義:金銭の貸付や預金などから生じる金融収益。

仕訳例(受取利息)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
利息受取現金2受取利息2
期末見越未収利息1受取利息1

対話で深める:受取利息

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

定期預金100に対し年1%。半年経過で受取利息0.5を計上(発生主義)。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 利息は発生主義で期間配分
  • 源泉税控除の仕訳は設問指示に従う
  • 当座への受入時と発生時の区別
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?

ポイント:発生主義に基づき、期末時点の未収分は未収利息で見越計上します。関連:貸付金支払利息

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