労務費計算(直接/間接・割増/手待)の全体像

労務費は「直接工賃金か間接工賃金か」という行き先と、消費賃率の2点で整理します。直接工の直接作業分は仕掛品へ、それ以外は製造間接費へ振り替えます。

基本情報

労務費計算(直接/間接・割増/手待)の全体像の分類と使いどころ
分類労働力の消費によって発生する原価(原価の3要素の1つ)
増えるとき直接工・間接工の作業について、賃金を消費(計上)したとき
減るとき該当なし
代表的な相手科目賃金
試験での問われ方直接工賃金と間接工賃金を区分し、仕掛品・製造間接費への配分額を計算させる出題

仕訳例

直接工の直接作業分80,000円と、間接工の賃金20,000円を消費した場面です。

直接労務費・間接労務費の仕訳
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
4/30仕掛品80,000賃金80,000
4/30製造間接費20,000賃金20,000

直接工の直接作業分の賃金は仕掛品へ、間接工の賃金や直接工の間接作業分の賃金は製造間接費へ振り替えます。同じ直接工の賃金でも、作業の中身によって行き先が変わる点に注意しましょう。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 直接工の直接作業分の賃金80,000円は、どの勘定へ振り替えますか?(答えを見る)

直接工の直接作業分の賃金は、特定の製品の作業時間に跡付けできるため仕掛品へ直課します。

Q2. 間接工の賃金消費額は、どの勘定へ振り替えますか?(答えを見る)

間接工の賃金は特定の製品に跡付けできない共通費用のため、製造間接費へ振り替えます。