製品原価と期間原価
製品に紐づき、在庫を経て売上原価になる原価が製品原価です。製品の製造と直接結び付かず、発生した期間にそのまま費用計上する原価が期間原価です。
基本情報
| 分類 | 発生した原価が製品に紐づくか、期間の費用として処理するかの区分 |
|---|---|
| 何を表すか | 製品原価=在庫を経て売上原価になる原価、期間原価=発生した期間にそのまま費用計上する原価 |
| 計算式(求め方) | 該当なし(式ではなく、在庫を経由するかどうかで判定します) |
| 使う場面 | 決算で、在庫(仕掛品・製品)に残す原価と当期の費用にする原価を区分するとき |
| 試験での問われ方 | 費用の一覧から製品原価と期間原価を仕分けさせる出題 |
計算式・具体例
発生した原価が製品原価・期間原価のどちらになるかを判定する目印は次のとおりです。
| 判定するもの | 判定の目印 | 具体例 |
|---|---|---|
| 製品原価 | 製品に跡付けられ、在庫(仕掛品・製品)に計上される | 材料費・労務費・製造間接費 |
| 期間原価 | 製品に跡付けず、発生した期間の費用としてそのまま計上する | 広告費・本社管理部門の給料などの販管費 |
材料費・直接労務費・製造間接費は製品原価として在庫(仕掛品・製品)に乗り、販売時に売上原価となります。広告費や管理部門の給料などの期間原価は、在庫を経由せず発生した期間の費用としてそのまま計上します。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 費用の一覧から製品原価と期間原価を仕分けさせる出題。
- 在庫を積み増すと製品原価の一部が翌期に繰り延べられる(期間原価は繰り延べられない)点を問う出題。
ミニ演習(2問・即時採点)
Q1. 材料費・労務費・製造間接費は、製品原価・期間原価のどちらに区分されますか?(答えを見る)
材料費・労務費・製造間接費は製品に紐づく原価で、いったん仕掛品・製品として在庫に計上され、販売時に売上原価となります。
Q2. 広告費や本社の管理部門給料は、製品原価・期間原価のどちらに区分されますか?(答えを見る)
広告費や本社の管理部門給料は製品の製造と直接結び付かない費用のため、発生した期間にそのまま費用として計上する期間原価です。
関連
- ガイドで学ぶ:原価の3要素と直接費・間接費
- 関連する用語:原価の3要素/固定費・変動費/原価計算の体系(実際/正常/標準)
- 解いて定着:ミニ問題(材料費・労務費の基本)