購買担当:トラックが到着しました。受入検品、お願いします!
倉庫係:数量・品質OKです。仕入先の請求書には運賃が含まれていますね。これは材料副費として材料の取得原価に含めます。
工場長:今日の1次ラインで使う分を、午前中に材料払出しておいてください。現場に入った時点で仕掛品の材料費が増えます。
経理:はい。材料の購入時は「材料」、払出時に「仕掛品」へ振り替えるのが基本でしたね。
材料の受入から現場払出までを会話で追い、材料費と材料副費(買入運賃など)の取り扱いを確認していきましょう。
購買担当:トラックが到着しました。受入検品、お願いします!
倉庫係:数量・品質OKです。仕入先の請求書には運賃が含まれていますね。これは材料副費として材料の取得原価に含めます。
工場長:今日の1次ラインで使う分を、午前中に材料払出しておいてください。現場に入った時点で仕掛品の材料費が増えます。
経理:はい。材料の購入時は「材料」、払出時に「仕掛品」へ振り替えるのが基本でしたね。
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 4/1 | 材料 | 100,000 | 買掛金 | 100,000 | |
| 4/1 | 材料 | 5,000 | 買掛金 | 5,000 | |
| (注)2行目は買入運賃などの材料副費を材料に含めた例 | |||||
| 4/2 | 仕掛品 | 60,000 | 材料 | 60,000 | |
ポイント:副費は材料に含めることで、実際の取得原価が表現できます。
標準原価制度では、許容標準数量=実際産出量×標準数量/単位で材料の「使うべき量」が得られます。差異分析で「価格差異」「数量差異」を分けて考えられるようになります。
続きは「第6話:標準原価カード」で詳しく扱います。