有価証券

短期保有を目的とする流動資産です。購入・売却・配当の基本仕訳を確認していきましょう。

判断のコツ

よくある質問(FAQ)

有価証券は貸借対照表のどの区分ですか?

流動資産です(短期保有目的)。長期保有の投資は出題範囲外ですが、科目名が異なる点に注意します。

売却差益・差損はどの勘定で処理しますか?

「有価証券売却益/売却損」で処理します。配当金は受取配当金で計上します。

仕訳例(インフォグラフィック)

株式の購入と売却(売却益)・配当の受取り。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/10 有価証券 100,000 現金 100,000
5/20 現金 105,000 有価証券 100,000
有価証券売却益
売却差益
5,000
6/30 現金 2,000 受取配当金 2,000

表の見方:売却時は「現金(借方)」と「有価証券(貸方)」を書き、差額を売却益/売却損で調整します。配当は受取配当金で計上します。

関連

関連語(クイックリンク)

クイックリファレンス

分類資産(流動資産)
売却差額有価証券売却益/有価証券売却損
配当受取配当金(収益)
よくあるミス売却差額の科目を取り違える、配当を売却益と混同する

似ている用語との区別

ミニ演習(有価証券)

1) 有価証券を現金50,000円で購入しました。仕訳は?
答えを見る(借)有価証券 50,000 /(貸)現金 50,000。
2) 帳簿価額80,000円の有価証券を現金78,000円で売却しました。仕訳は?
答えを見る(借)現金 78,000、有価証券売却損 2,000 /(貸)有価証券 80,000。
3) 有価証券の配当金2,000円が現金で入金されました。仕訳は?
答えを見る(借)現金 2,000 /(貸)受取配当金 2,000。

対応する演習