現金

紙幣・硬貨など手元のお金を表す資産の勘定科目です。増えるときは借方、減るときは貸方に記入します。3級では、他人が振り出した小切手を受け取った場合も「現金」で処理する点までをセットで覚えます。

基本情報

現金の分類と使いどころ
分類資産(貸借対照表)
増えるとき借方(売上代金の受取、売掛金の回収 など)
減るとき貸方(仕入代金・経費の支払、預金への預入れ など)
代表的な相手科目売上仕入普通預金売掛金 など
試験での問われ方他人振出小切手の受取、現金過不足の処理、預入れ・引出しの振替

仕訳例

文具店の1週間をイメージした3つの取引です。

仕訳の例(現金)5列
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
5/3現金88,000売上88,000
5/10消耗品費2,300現金2,300
5/18普通預金30,000現金30,000

表の読み方:現金が増える取引(5/3)では借方に、減る取引(5/10・5/18)では貸方に「現金」が入ります。相手科目が費用でも別の資産でも、現金側の判断は「増えたか減ったか」だけで決まります。

混同しやすい語との違い

現金と似ている勘定科目の違い
科目現金との違い
普通預金銀行に預けたお金。手元にはないので別勘定です。預入れ・引出しは資産同士の振替になります。
小口現金日々の少額支払用に係へ前渡しした現金。定額を渡して使った分だけ補給する仕訳が出題されます。
現金過不足帳簿残高と実際有高がずれたときの一時的な勘定。原因が分かったら本来の勘定へ振り替えます。

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 他人振出しの小切手50,000円を受け取った。借方の科目は?(答えを見る)

現金。他人が振り出した小切手はすぐ換金できるため、簿記では現金として扱います。

Q2. 金庫を調べたら帳簿残高より2,000円少なかった。使う勘定は?(答えを見る)

現金過不足。原因が分かるまでの一時的な受け皿です。

Q3. 現金30,000円を普通預金に預け入れた。貸方の科目は?(答えを見る)

現金。手元の現金が減る側=貸方、普通預金が増える側=借方です。