受取配当金の扱い

受取配当金は、保有している株式などから受け取る配当を処理する収益ですが、この用語は簿記3級用語集の主要導線から外しています。3級では、受取利息・雑収入・有価証券の購入と売却差額を先に確認していきましょう。

基本情報

受取配当金の扱いの分類と使いどころ
分類収益(営業外収益)
増えるとき貸方(配当金領収証を受け取ったとき)
減るとき借方(決算整理での訂正時のみ。通常は発生しません)
代表的な相手科目現金有価証券
試験での問われ方3級では出題されません(2級の範囲です)。3級では受取利息・雑収入との使い分けを優先します。

仕訳例

配当金領収証を受け取ったときの仕訳を5列で確認します。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
6/25 領収証受取現金
通貨代用証券として処理
30,000 受取配当金 30,000

配当金領収証は他人振出小切手と同様に「通貨代用証券」として扱われ、受け取った時点で現金の増加として処理します。証券会社の口座を経由する場合は普通預金となることもあります。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(2問・即時採点)

Q1. 株式を保有していることで受け取る配当金を何という勘定で処理しますか?(答えを見る)

受取配当金です。株式などを保有していることに対して分配される収益は受取配当金で処理します。貸付金や預金の利息(受取利息)や、有価証券を手放したときの差額(有価証券売却益)とは発生原因が異なるため、混同しないようにしましょう。

Q2. 配当金領収証を受け取ったときの仕訳で、借方に記入する勘定は何ですか?(答えを見る)

現金です。配当金領収証は他人振出小切手と同じ「通貨代用証券」として扱われるため、受け取った時点で現金の増加として処理します。