雑損失

本業以外の少額な損失です。設問で雑損失の指定がある場合や、他の適切な勘定がない場合に使用します。

判断のコツ

仕訳例(インフォグラフィック)

少額の本業外損失の計上。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
4/18 雑損失 1,200 現金 1,200

表の見方:借方(左)と貸方(右)の合計金額は必ず一致します。まず「何が増えた/何が減ったか」を言葉で整理してから、科目と金額を当てはめましょう。

関連

クイックリファレンス

分類費用(営業外費用など)
代表例固定資産売却の小さな損、違約金、雑多な損失など
相手勘定現金・預金、未払金など
よくあるミス仕入や修繕費などに混ぜる、損益の区分を誤る

似ている用語との区別

よくある質問(FAQ)

雑損失はどの財務諸表に表示されますか?

損益計算書の費用(損失)です。

固定資産売却損との違いは何ですか?

固定資産売却損は固定資産の売却差額の損失、雑損失はそれ以外の臨時・小口の損失をまとめるイメージです。

ミニ演習(雑損失)

1) 本業以外の少額な損失1,200円が発生し、現金で支払いました。仕訳は?
答えを見る(借)雑損失 1,200 /(貸)現金 1,200。
2) 原因が「備品の修理代」など明確な場合は、雑損失と修繕費のどちらを優先しますか?
答えを見る基本は内容に合う勘定(例:修繕費)を優先します。設問で雑損失の指定がある場合は指定に従います。
3) 雑損失は、損益計算書ではどのように扱いますか?
答えを見る費用(損失)として利益を減らす項目です(本業以外の少額な損失をまとめるイメージです)。

関連語(クイックリンク)

対応する演習