固定資産売却損

固定資産を帳簿価額より低く売却したときに生じる費用(特別損失)です。

出題:第1問(頻出)/優先度:中〜高

演習のすすめ: 本ページの仕訳を確認後、第1問(仕訳)で売却パターンを反復しましょう。

判断のコツ

クイックリファレンス

分類費用(特別損失)
関連備品減価償却費減価償却累計額未収入金
よくあるミス売却損益の向きを取り違える

仕訳例(5列)

帳簿価額100,000円の備品を80,000円で売却した例(現金受取/掛け売り)。
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
売却時 現金受取現金
代金の受取り
80,000 備品 100,000
固定資産売却損
帳簿価額−売却価額
20,000
売却時 掛け売り未収入金
後日入金の債権
80,000 備品 100,000
固定資産売却損 20,000

表の見方:借方は売却代金(現金/未収入金)と、差額の固定資産売却損です。貸方は備品(帳簿価額)でまとめます。

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似ている用語との区別

よくある質問(FAQ)

固定資産売却損はいつ発生しますか?

帳簿価額が売却価額より大きいときに発生します(差額が損失)。

帳簿価額はどう求めますか?

取得原価−減価償却累計額です。帳簿価額と売却価額の差額が売却益/売却損になります。

ミニ演習(固定資産売却損)

1) 帳簿価額120,000円の備品を115,000円で売却。差額は?
答えを見る固定資産売却損 5,000円。
2) 掛け売りで売却した場合、どの勘定を使う?
答えを見る未収入金。
3) 帳簿価額90,000円の備品を86,000円で現金売却。固定資産売却損はいくら?
答えを見る固定資産売却損 4,000円。

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