売上値引

掛け代金を値引きしたときに借方で増える売上の控除勘定です。「売上割引」(早期入金の金融的割引)とは性格が異なります。

基本情報

売上値引の分類と使いどころ
分類売上高の控除(収益のマイナス)
増えるとき借方(販売後に品質・数量などの理由で値引をしたとき)
減るとき(控除項目のため通常は減りません。決算で純売上高の計算に組み込まれます)
代表的な相手科目売掛金仮受消費税
試験での問われ方売上返品との判別(現物が動くか)。売上割引は1級の範囲です。

仕訳例

掛けで販売した商品の値引(税抜方式 10%)。
日付 借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
7/20 売上値引 1,000 売掛金 1,100
仮受消費税
税込取消
100

表の見方:値引額とその消費税分をあわせて売掛金を取り消します。借方(左)と貸方(右)の合計金額は必ず一致します。

混同しやすい語との違い

試験でのよく問われ方

ミニ演習(3問・即時採点)

Q1. 掛売上の代金について、後日1,000円の値引をしたとき、売掛金はどちら側で減りますか?(答えを見る)

貸方です。仕訳は「(借)売上値引 1,000 / (貸)売掛金 1,000」となります。

Q2. 売上値引と売上返品の違いを一言でいうと何ですか?(答えを見る)

売上値引は価格だけの調整、売上返品は商品そのものが戻る点が違います。どちらも売上の控除で、現物が動くかどうかで区別します。

Q3. 仕入側で同じ「値引」の発想になる勘定は何ですか?(答えを見る)

仕入値引です。どちらも本体の売上高・仕入高を修正する控除項目です。