未払費用

定義:当期に発生したが未だ支払っていない費用(負債)。使い所:期末に計上し、翌期の支払時に消し込みます。

仕訳例(未払費用)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
3/31支払利息90未払費用90

対話で深める:未払費用

現場設定(会社規模・締め日・回収サイト・税率・契約条項):

現場エピソード(単位:万円・個・% など):

期末時点で通信費0.6が未払。未払費用0.6を計上し、翌月の支払で消し込み。

ユイ:数字があると、判断が速くなりますね。つまり「何に対して」「どの率で」「差額か総額か」を決めれば迷いにくい、ということですか?

先生:その通りです。定義と役割をまず言語化し、次に場面を特定、最後に金額の型(基礎×率か、差額か)に当てはめます。上のエピソードも、同じ手順で処理できます。

ユイ:試験で混乱したら、性格→場面→金額の順に自分へ問いかけます。

先生:仕訳を書いたあと、30秒で口頭説明できるかをチェックしましょう。説明できれば再現性があります。

判断基準とチェック
  • 発生主義で未払/未収を計上
  • 翌期の支払・受取で消し込み
  • 継続的に発生する科目で漏れに注意
  • 30秒で説明:何が起きて、どの基礎×率(または差額)で、なぜその相手科目か
  • チェック質問:締め日と回収/支払サイトは?請求日と入出金日のズレは?
  • チェック質問:税率や非課税・免税の適用は?端数処理は指示どおり?
  • チェック質問:契約条項(検収・返品・遅延利息・前受/割賦)はどう指示されている?