未収収益
未収収益は、当期にすでに発生している収益のうち、まだ受け取っていない分を決算整理で計上する資産(経過勘定)です。翌期に実際の入金があったときに取り崩します。
基本情報
| 分類 | 資産(貸借対照表の流動資産、経過勘定) |
|---|---|
| 増えるとき | 決算整理で、当期発生分のうち未回収の収益を見積計上したとき(借方) |
| 減るとき | 翌期に実際の入金があったとき(貸方) |
| 代表的な相手科目 | 受取利息、受取手数料などの収益科目 |
| 試験での問われ方 | 決算整理での未収額の計算と仕訳、売掛金との区別を問う出題 |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 3/31 | 未収収益 | 80 | 受取利息 | 80 |
決算日までにすでに発生している収益のうち、まだ受け取っていない分を見積もって、借方に未収収益、貸方に収益科目(この例では受取利息)を記入します。翌期に実際に入金されたときは、未収収益を取り崩します。
混同しやすい語との違い
- 未収収益は期間配分による決算整理です。掛売上の未回収で立つ売掛金とは性格が異なります。
- もう当期に役務提供や利息発生が済んでいるかを先に確かめると、未収収益と前受収益を切り分けやすくなります。
試験でのよく問われ方
- 決算整理で、当期発生分のうち未回収の収益を見積計上する仕訳と金額計算を問う出題が中心です。
- 商品売買から生じる売掛金と、期間配分で計上する未収収益を混同させる出題があります。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 決算にあたり、貸付金の利息のうち当期発生分80円がまだ受け取られていなかった場合の仕訳として正しいものはどれですか?(答えを見る)
当期にすでに発生しているが未回収の収益は、借方に未収収益、貸方に受取利息などの収益科目を記入します。
Q2. 前の設問の未収収益80円について、翌期に実際に80円を現金で受け取ったときの仕訳として正しいものはどれですか?(答えを見る)
翌期に入金があったときは、資産であった未収収益を取り崩します。
Q3. 未収収益と売掛金の違いとして正しいものはどれですか?(答えを見る)
未収収益は時の経過に応じて計上する期間配分の科目、売掛金は商品を掛けで売り上げたときに生じる営業債権です。
関連
- 関連する用語:未払費用/未収入金/未払金
- ガイドで学ぶ・解いて定着:学習ガイド(該当章)/ミニ問題(セットO:決算整理)/ドリル(決算整理・銀行勘定調整表)