| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 3/31 | 繰越商品 | 120 | 仕入 | 120 |
| 3/31 | 仕入 | 90 | 繰越商品 | 90 |
押さえること(3つ)
- ポイントは「期末に棚卸で在庫を確定し、仕入(費用)を調整する」ことです
- 結果として、売上原価(期首+仕入−期末)の形へつながります
- 問題文で「三分法」「英米式」などの語が出たら、期末の振替仕訳を素早く思い出しましょう
※上の仕訳は「期首在庫を仕入へ振替」→「期末在庫を繰越商品へ振替」の流れを2行で表現しています(問題の指示に合わせて書き分けます)。
判断のコツ・見分け方
- 英米式と見たら、「期中は売上・仕入で動かし、期末に在庫を振り替えて売上原価を確定する方式」と一文で言えるようにします。
- 仕訳では、期首商品棚卸高は仕入へ入れ、期末商品棚卸高は繰越商品として残す、という向きを先に固定すると混乱しにくくなります。
- 単なる公式暗記ではなく、期末に費用である仕入を調整して売上原価へつなげる流れで理解すると、応用問題でも崩れません。
似ている論点との区別
- 三分法は期中の記帳方法、英米式決算法はその三分法を前提にした期末の締め方です。セットで出ますが、聞かれている焦点は同じではありません。
- 商品有高帳を使う継続記録法は、期中から在庫を直接追いかけます。英米式は期末の棚卸でまとめて調整する点が違います。
- 売上原価は計算結果の名前であり、英米式はその結果へ到達する処理手順の名前です。用語の役割を分けて覚えると混同を防げます。
FAQ
- どこで一番間違えやすいですか。
- 期首在庫と期末在庫の向きです。期首は仕入へ入れ、期末は繰越商品として残す、と対で覚えると崩れにくくなります。
- 問題を見たら最初に何を確認すべきですか。
- 聞かれているのが「期末振替仕訳」なのか「売上原価の金額」なのかを先に確認します。求められる答えが違うためです。
- 三分法と英米式は同じものですか。
- 同じではありません。三分法は売上・仕入・繰越商品で処理する記帳の考え方、英米式はその決算整理の進め方です。