資産除去債務

将来の撤去・原状回復の義務を「負債」として見える化する論点です。取得時点で計上します。

定義

資産除去債務は、固定資産の除去(解体・撤去・原状回復など)に関して将来支払う義務を表す負債です。取得時点で負債を計上し、対応する除去費用は固定資産の取得原価に加えます。

関連:固定資産台帳減価償却

例(資産除去債務:取得時の基本仕訳イメージ)
日付借方科目借方金額貸方科目貸方金額
取得時備品(除去費用を含む)550,000現金500,000
取得時資産除去債務50,000

試験でのポイント

  • 「撤去義務」「原状回復」「解体費」などの条件語を拾い、負債計上の論点だと確定します。
  • 除去費用は固定資産に含める→その後の 減価償却 に影響します。

次に読む:圧縮記帳(取得原価に手を入れる別論点)

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演習(ガイド・問題)

よくある誤り

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