減価償却
減価償却は、固定資産の取得原価を、使用できる期間(耐用年数)にわたって毎期の費用に配分する決算整理です。2級では定額法と200%定率法を用い、間接法(相手科目は減価償却累計額)で記帳します。期中取得は月割で計算します。
基本情報
| 分類 | 費用(減価償却費)と、建物・備品などの評価勘定(減価償却累計額) |
|---|---|
| 増えるとき | 決算整理で、当期分の減価償却費を計上するとき(減価償却費は借方、減価償却累計額は貸方) |
| 減るとき | 固定資産を除却・売却したとき、減価償却累計額を取り崩す(借方) |
| 代表的な相手科目 | 減価償却累計額(間接法の相手科目) |
| 試験での問われ方 | 定額法・200%定率法の計算、期中取得の月割、除売却時の帳簿価額の算定がよく問われます |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 決算(1年目末) | 減価償却費 | 400,000 | 減価償却累計額 | 400,000 |
| 決算(期中取得分) | 減価償却費 | 90,000 | 減価償却累計額 | 90,000 |
確認:1行目は200%定率法(備品1,000,000円・耐用年数5年)の例で、償却率0.4(定額法の率0.2×200%)を取得原価に掛け、400,000円を計上します。2行目は定額法(備品720,000円・耐用年数6年・7/1取得・3/31決算)の例で、年額120,000円を9か月分に月割し、90,000円を計上します。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 200%定率法の償却率(定額法の率×200%)を求めさせ、期首帳簿価額に掛けさせる出題。
- 期中取得の月割計算(年額×使用月数÷12)を問う出題。
- 決算整理仕訳(減価償却費/減価償却累計額)を、他の決算整理と並べて書かせる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 耐用年数5年の備品を200%定率法で償却するとき、1年目の償却率はどれですか?(答えを見る)
200%定率法の償却率は、定額法の償却率(1÷5=0.2)を2倍した0.4です。0.2のままにするミスに注意します。
Q2. 200%定率法で毎期の減価償却費を計算するとき、償却率を掛ける金額はどれですか?(答えを見る)
定率法は期首の帳簿価額に償却率を掛けます。取得原価に掛けるのは定額法です。
Q3. 7月1日に取得した備品を3月31日決算で定額法により月割で償却するとき、当期の使用月数はどれですか?(答えを見る)
7月1日から3月31日までは9か月です。年額に使用月数÷12を掛けて月割します。
関連
- 関連する用語:固定資産台帳/固定資産売却益/損/資本的支出
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