圧縮記帳
圧縮記帳は、国庫補助金や工事負担金を受け取って固定資産を取得したとき、その分だけ取得原価を減らす処理です。2級では直接控除方式のみを扱い、固定資産圧縮損を計上して帳簿価額を直接減らします。圧縮後は、その帳簿価額を基礎に以後の減価償却を計算します。
基本情報
| 分類 | 固定資産の取得原価を調整する処理(2級は直接控除方式) |
|---|---|
| 何を表すか | 補助金などに対応する額だけ、固定資産の取得原価を減らす処理 |
| 計算式・見分け方 | 圧縮後の帳簿価額=取得原価-圧縮額(固定資産圧縮損として計上)。2級はこの直接控除方式のみを扱います |
| 使う場面 | 国庫補助金・工事負担金を受け取って固定資産を取得した場面 |
| 試験での問われ方 | 補助金受取・資産取得・圧縮記帳の一連の仕訳と、圧縮後の帳簿価額を基礎にした減価償却の計算を問う出題 |
仕訳例
| 日付 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 受取時 | 現金 | 300,000 | 国庫補助金受贈益 | 300,000 |
| 取得時 | 機械 | 800,000 | 現金 | 800,000 |
| 圧縮時 | 固定資産圧縮損 | 300,000 | 機械 | 300,000 |
確認:機械800,000円から圧縮額300,000円を直接減らし、圧縮後の帳簿価額は500,000円になります。以後の減価償却は、圧縮前の800,000円ではなく、この500,000円を基礎に計算します。なお、純資産側に受け皿を作る積立金方式は1級の範囲で、2級では直接控除方式のみを扱います。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 補助金受取・資産取得・圧縮記帳(直接控除方式)の一連の仕訳を書かせる出題。
- 圧縮後の帳簿価額を基礎に、以後の減価償却費を計算させる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 2級の圧縮記帳で扱う方式はどれですか?(答えを見る)
2級では直接控除方式のみを扱います。積立金方式は1級の範囲です。
Q2. 直接控除方式で圧縮記帳をしたとき、計上する費用の科目はどれですか?(答えを見る)
直接控除方式では、固定資産圧縮損(費用)を計上して資産の帳簿価額を直接減らします。
Q3. 圧縮記帳をした資産を、その後定額法で償却するときの基礎となる金額はどれですか?(答えを見る)
圧縮記帳後の減価償却は、圧縮前の取得原価ではなく、圧縮後の帳簿価額を基礎に計算します。
関連
- 関連する用語:減価償却/資産除去債務/資本的支出
- ガイドで学ぶ・解いて定着:学習ガイド(該当章)/ミニ問題(セットE:固定資産)/ドリル(引当金・固定資産)