定義
圧縮記帳は、補助金などに対応する固定資産の取得原価を、一定の方法で減額して処理することです。取得原価が変わるため、以後の 減価償却 に影響します。
| 方法 | 発想 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 直接減額法 | 補助金分だけ取得原価を直接減らす | 資産を小さくする |
| 積立金方式 | 圧縮積立金などで純資産側に受け皿を作る | 純資産で受ける |
試験でのポイント
- 圧縮記帳の効果は「将来の減価償却費が減る(取得原価が小さくなる)」に集約されます。
- 問題文で「どの方法か」が指定される場合は、その指定を最優先で当てはめます。
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