圧縮記帳

補助金などを受けたとき、固定資産の取得原価を減額して、将来の減価償却費を調整する論点です。

定義

圧縮記帳は、補助金などに対応する固定資産の取得原価を、一定の方法で減額して処理することです。取得原価が変わるため、以後の 減価償却 に影響します。

関連:固定資産台帳減価償却

圧縮記帳の代表的な考え方(ざっくり)
方法発想覚え方
直接減額法補助金分だけ取得原価を直接減らす資産を小さくする
積立金方式圧縮積立金などで純資産側に受け皿を作る純資産で受ける

試験でのポイント

  • 圧縮記帳の効果は「将来の減価償却費が減る(取得原価が小さくなる)」に集約されます。
  • 問題文で「どの方法か」が指定される場合は、その指定を最優先で当てはめます。

次に読む:資産除去債務(取得原価に影響する別論点)

判断のコツ・見分け方

  • 補助金や保険差益などで取得原価を調整する話が出たら、まず圧縮記帳を疑います。
  • 論点の中心は「受け取った収入」ではなく、「固定資産の取得原価がどう変わるか」です。
  • 指定がなければ方法を勝手に決めず、直接減額法か積立金方式かを問題文で確認します。

似ている論点との区別

次に読む(3つ)

演習(ガイド・問題)

よくある誤り

用語集トップに戻って、関連語もまとめて確認しましょう。

FAQ

圧縮記帳はなぜ減価償却に影響しますか?

固定資産の取得原価が小さくなるためです。減価償却は取得原価を基礎に計算するので、その後の費用額も変わります。

直接減額法と積立金方式は何が違いますか?

直接減額法は固定資産の帳簿価額を直接下げます。積立金方式は純資産側に受け皿を作る点が違いますが、どちらも圧縮効果を持ちます。