社債
社債は、企業が資金調達のために発行する債券です。2級で学ぶのは、他社が発行した社債を投資として保有する場合の会計処理で、満期保有目的なら償却原価法(定額法)、売買目的なら時価評価で処理します。社債を発行する側(発行・利払・償還)の会計処理は1級の範囲です。
基本情報
| 分類 | 企業が発行する債券(負債の一種)。2級で学ぶのは投資家側の保有処理 |
|---|---|
| 何を表すか | 資金調達のために企業が発行し、投資家が取得・保有する有価証券の一種 |
| 計算式・見分け方 | 保有目的により、満期保有目的(償却原価法・定額法)または売買目的(時価評価)で処理を判定する |
| 使う場面 | 他社が発行した社債を投資として取得・保有・売却する場面(発行体側の発行・利払・償還は1級) |
| 試験での問われ方 | 投資家側の取得・期末評価・売却の仕訳を問う出題。発行体側の処理は出題されません |
仕訳例
| 立場 | 級区分 | 主な処理 |
|---|---|---|
| 投資家(保有者)側 | 2級 | 満期保有目的は償却原価法(定額法)、売買目的は時価評価(held-to-maturity・securities参照) |
| 発行体(発行会社)側 | 1級 | 発行・利払・期末評価・償還の会計処理 |
社債という言葉は、発行体・投資家のどちらの立場からも使われますが、2級の試験で処理を問われるのは投資家として保有する場合だけです。発行体側の発行・利払・償還の処理は1級で学びます。
混同しやすい語との違い
試験でのよく問われ方
- 満期保有目的で取得した社債の、定額法による償却仕訳を問う出題(held-to-maturityで詳述)。
- 社債の発行・利払・償還など、発行体側の処理は2級では出題されません。
- 「社債」と名の付く語(新株予約権付社債・社債発行差金等)について、2級・1級の級区分を判定させる出題。
ミニ演習(3問・即時採点)
Q1. 2級の試験で社債の処理が問われるのは、どちらの立場ですか?(答えを見る)
投資家(保有者)側です。発行体側の発行・利払・償還の処理は1級の範囲です。
Q2. 満期保有目的で取得した社債の、2級での処理方法はどれですか?(答えを見る)
償却原価法(定額法)で額面に近づける処理です。時価評価はしません。
Q3. 売買目的で取得した社債の、2級での処理方法はどれですか?(答えを見る)
期末に時価評価し、評価損益を計上します。売買目的有価証券と同じ扱いです。
関連
- 関連する用語:満期保有目的債券/売買目的有価証券/新株予約権付社債
- ガイドで学ぶ・解いて定着:学習ガイド(有価証券)/ミニ問題F(社債・株式:基本)/ドリル(有価証券・手形)